2006年11月18日

世界初の自動車メーカーがつくる誇り高きクルマ

クオリティ・ナンバーワンの名声をほしいままにしてきた
メルセデス・ベンツは、自動車をこの世に生んだ2人を
創業者にいだく世界最高のブランドのひとつである。

カール・ベンツがガソリン3輪車の特許を取得したのが1886年1月、
ゴットリープ・ダイムラーがガソリン4輪自動車を発明したとされるのが
同じ年の冬のことで、一般的にはこの年が自動車誕生年と見なされている。

1926年この2人の自動車人の会社は合併してダイムラー・ベンツとなるが、
2人は生前一度も顔を合わせたことがなかった。

しかし、偉大なエンジニアをダブルで創業者とする
このメーカーのクルマは、メルセデス・ベンツという
ブランド名で売られ、
現在世界で最も人気のあるブランドのひとつとなっている。

有名な「スリー・ポインテッド・スター」は、
1911年に登録されたもので、これは陸、海、空を指すとされ
現在でもダイムラーは航空機エアバスのメンバーであり、
グループが生産するディ−ゼル・エンジンは多くの船舶で使用されている。

ダイムラーとベンツは、合併する以前の1900年から
ともにモータースポーツに熱心に参加した。
当時、クルマの技術を磨くことや新しいメカニズムの開発に
モータースポーツは欠かせないと考えられていたのである。

(中略)

本格的なモータースポーツ、F1への復帰は1954年。
この年、メルセデスは戦後最高のスポーツカーといわれる
ガルウィング・ドアをもつ300SLをデビューさせる。

300SLのエンジンにはボッシュと共同で開発した燃料噴射システムが
キャブレターの替わりに使われていた。
このシステムは戦後の自動車技術における最大の「発明」のひとつ。

このシステムを発展させて現在の内燃機関は存在する
といっても過言ではない。

燃料噴射システムは1954年、55年と大成功を収めることになる
F1マシンW196にも採用され、
これを2座のレーシング・スポーツに改造したのが300SLRで快進撃を続ける。

しかし、55年のル・マン24時間レースで、ピエール・ルヴェーの乗る
300SLRが観客席に飛び込み、81名の観客が死亡するという
モータースポーツ史上最悪の大惨事を引き起こし終止符が打たれる。

この事故の責任を取り、メルセデス・ベンツは
モータースポーツの世界から姿を消すことになり、
1988年にカムバックするまで33年間にもおよんだ。

市販車の世界では、メルセデスは300SLで開発した
燃料噴射システムを改良して
220SEや300SEに与え乗用車用として普及させていく。

ダイムラー・ベンツは1998年11月、USAクライスラーと合併する。
現在、ダイムラー・クライスラーとして
年産300万台規模の大メーカーになっている。


参考文献:徳大寺有恒著「大人のためのブランドカー講座」新潮社刊
posted by german-car at 17:04| Comment(0) | TrackBack(3) | メルセデス・ベンツ
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